Exhibision A.L.X.
Ａ.Ｌ.Ｘ.展

建築をつくることは、何かを探す旅に似ていると考えています。 その敷地や場所で感じる曖昧なイメージを、具体的なかたちに置き換える作業を日々行っています。出来上がった後は明快なコンセプトを語れても、創作の途中では具体的な言葉に出来ない場合が殆どです。建築家とは、語ることと作ることが、求められる職業ですが、創作活動においては、語ることを探し当てるために、作り続けるという逆転した現象が起きています。しかしこの矛盾したプロセスこそが、建築の可能性を広げるエッセンスだと考えています。今回の展覧会で展示した模型は総て実際の業務で使用した、スタディ模型であり、打合せ模型であり、プレゼン模型です。これらの模型はいわば旅の軌跡のようなものであり、その軌跡を辿ることで旅するような展示になれば幸いです。（展覧会：挨拶文より）

Exhibision X.L.A.
Ｘ.Ｌ.Ａ.展