Shimada House
島田の家

Shimada House
島田の家

市街地再開発によって作られた木造住宅。計画がスタート時点で既に母屋は解体されており、数代に渡る家族の記憶を留めた一部の古材と朽ちかけた江戸時代に作られた蔵が残されていた。再開発により街並みが混乱している場所で、周囲とどう関わるかがテーマとなった。残された蔵は漆喰を塗り直して百数十年前の姿に復元され、その傍らに街の歴史を僅かに記憶する、控えめな住宅が作られた。内部に用いられた色の濃い部材は、旧母屋の古材で、アーティストである施主家族の作品を含め等価に扱われ一家族のためのプライベートミュージアムのような構成になっている。
設計監理:三幣順一+古関俊輔/A.L.X.
構造設計:三宅敏充
施工  :ダイケン工務店
所在地 :静岡県島田市
用途  :専用住宅
構造規模:在来木造2階建
述床面積:145m2
竣工年 :2003年
写真撮影:山田新治郎
掲載誌 :『新しい住まいの設計』2006年8月号掲載
Architects: Junichi Sampei+Syunsuke Koseki/A.L.X.
Structral engineers: Toshimitsu Miyake
General contractors: Daiken Construction
Photographer: Shinjirou Yamada
Location: Shimada, Shizuoka Prefecture, Japan
Usage: Residence
Structure: Standard wooden constraction ;2stories
Total floor area: 145m2
Completion date: 2003
Publishing magazine: ATARASHII SUMAI no SEKKEI, Aug. 2006
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